競馬AI・あぼがどさんの期待値指数
多くのフォロワーの方々から支持を得てる、競馬AI・あぼがどさん。
各馬の期待値や競走能力を示す指数を始め、レースの波乱度を示す指標なども配信されている、大人気の開発者様です。
運営サイト・SNSアカウントは↓
運営サイト https://horse-racing-ai-navi.com/
X(Twitter) https://x.com/horse_scorer
そのあぼがどさんが「最近期待値指数のマイナーアップデートに取り組んでいる」との事で、ますます注目度が高まっています!
2025年2月1日から、段階的にマイナーアップデートを開始
アップデートを適用されたのは今年2月1日。
アップデートが始まってから指数上位馬がどんな成績を刻んでいるか?
初月となった2月度の成績を多角的に見ていきます。
指数順位や値ごとの単複成績
まず期待値指数・順位ごとの単複成績です。
※以下、当記事では回収率の計算を全て「100円均等買い」で行います。
期待値指数・順位ごとの単複成績
- 開発者様名
- 競馬AI・あぼがどさん
- 分析期間
- 2025年2月1日 ~ 2025年2月28日
- 分析対象レース
- 新馬・障害戦を除く
指数順位 | 件数 | 勝率 | 単回収率 | 複勝率 | 複回収率 |
1位 | 264 | 15.2% | 111.6% | 35.6% | 88.8% |
2位 | 258 | 15.5% | 115.1% | 37.6% | 87.6% |
3位 | 255 | 11.4% | 87.2% | 29.4% | 79.8% |
4位 | 259 | 10.0% | 116.5% | 29.3% | 78.4% |
5位 | 255 | 7.1% | 62.3% | 22.0% | 56.2% |
6位以下 | 2,285 | 4.5% | 56.3% | 15.9% | 61.6% |
あくまでもごく短期間の事ではありますが、現時点では指数上位馬が高い単勝回収率を刻んでいます。
頭数に対する指数順位の割合で見る
一言に指数1位馬と言っても、8頭立てと18頭立ての1位馬では価値が変わって来ます。
仮に期待値が同じ1位馬であっても、多頭数の方がより回収率が高くなり、少頭数であるほど回収率が低くなる傾向があると認識してます。
ですので、一応この視点でもチェックします!
・下記の表は上位○%という意味合いで、%が低い方がより上位となります。
・例えば指数順位3位馬ですと、8頭立てなら上位37.5%・18頭立てなら上位16.6%に入ります。
頭数に対する指数順位の割合ごと・単複成績
- 開発者様名・その他
- 同上
上位〇% | 件数 | 勝率 | 単回収率 | 複勝率 | 複回収率 |
~10% | 228 | 15.8% | 122.3% | 35.5% | 89.8% |
~20% | 374 | 12.3% | 110.6% | 32.4% | 81.2% |
~30% | 328 | 12.2% | 100.7% | 31.4% | 83.9% |
~40% | 393 | 7.4% | 58.4% | 23.2% | 73.0% |
~50% | 264 | 6.8% | 37.5% | 23.9% | 68.3% |
50%以上 | 1,989 | 4.3% | 60.8% | 15.2% | 58.7% |
上位30%以内の馬達が高い回収率を刻んでおり、それよりも下位の馬達はしっかり回収率が低くなっています。
指数順位絡みの成績はここまで、続いて「指数の値ごと」に成績を見ていきます。
期待値指数の値ごとに見る単複成績
こちらも2月度の成績のみではありますが、顕著な傾向が出ていました。
見ていきます。
期待値指数の値ごとに見た単複成績
- 開発者様名・その他
- 同上
指数の値 | 件数 | 勝率 | 単回収率 | 複勝率 | 複回収率 |
50以上 | 112 | 21.4% | 139.1% | 40.2% | 107.1% |
40~ | 88 | 13.6% | 150.3% | 29.5% | 75.7% |
30~ | 146 | 14.4% | 112.9% | 36.3% | 84.9% |
20~ | 206 | 11.7% | 126.2% | 30.6% | 75.0% |
10~ | 252 | 9.9% | 60.0% | 27.0% | 75.6% |
0~ | 380 | 7.4% | 65.2% | 25.8% | 66.8% |
0未満 | 2,392 | 5.1% | 60.6% | 17.1% | 63.1% |
指数の順位で見るよりも、高回収率なゾーンがどこなのか明白です。
指数20以上の馬達は非常に高い回収率を記録しており、最上位の指数50以上は複勝回収率もプラスになっています。
ここで1つ気になるのが、高回収率を生み出している馬のオッズ帯です。
穴馬の激走による高回収率なのか、それとも人気に関わらず満遍なく好成績となっているのか?
以下は指数20以上の馬達を単勝オッズ別に見た成績です。
期待値指数20以上・単勝オッズ別の単複成績
- 開発者様名・その他
- 同上
単勝オッズ | 件数 | 勝率 | 単回収率 | 複勝率 | 複回収率 |
1倍~ | 133 | 31.6% | 102.4% | 66.9% | 103.5% |
5倍~ | 140 | 18.6% | 127.0% | 37.9% | 90.6% |
10倍~ | 69 | 4.3% | 54.3% | 21.7% | 69.1% |
15倍~ | 51 | 5.9% | 112.9% | 21.6% | 82.4% |
20倍~ | 32 | 0.0% | 0.0% | 9.4% | 41.9% |
25倍~ | 20 | 5.0% | 133.0% | 10.0% | 40.0% |
30倍以上 | 107 | 5.6% | 259.0% | 13.1% | 83.5% |
25倍・30倍以上の馬が特に高回収率となっていますが、単勝オッズ10倍未満の馬達もプラス回収率を刻んでおり、安定した好成績という印象です。
また上位人気馬の複勝回収率が高い点にも注目です。
この水準であれば「高指数の人気馬を軸とした連系馬券」へ展開した場合の回収率も期待出来るはずです。
求められる活用力、粘り強い観測と分析を
今回分析対象になっているのは、あくまでも「2025年2月度の1カ月間のみ」です。
高指数馬の回収率が今後も高水準を維持するか、その逆か…
これはまだ分かりません。
重要なのは今後も1週間ごとに指数の傾向を分析し続け、恒常的にプラス回収率となる馬券戦略を組み立てることです。
よくありがちなのが
・好調期の成績を見て、馬券を買い始める
・直後に低調期を迎えて負けてしまい、そこで馬券を買うのをやめる
・その後再び好調期を迎えるものの既に馬券を買っておらず、結果マイナス収支だけが手元に残る
組み立てた馬券戦略の本来の回収率はどのくらいで、収束までにどのくらいのレース数が必要か?
そういった事を考えず目の前の結果ばかり気にして右往左往していると、馬券戦略本来の回収率が優秀であっても、ご自身の馬券成績はマイナスを刻み続けるはずです。
アップデート後非常に好調なあぼがどさんの期待値指数。
ご自身の馬券戦略へ活かし切るため、目の前の結果に左右されない粘り強く正確な分析を続けましょう。
プラス回収率維持への鍵がそこにあるはずです。