競馬AI・クジャクの実名について
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CHECK
競馬AI・指数・予想家さんの過去成績など、「これを調べて欲しい」というご要望があればお気軽に!
使わなきゃ損?競馬AI・クジャクさんの”レース波乱度”
競馬AI・クジャクさんの提供する指標は、競走能力を示すものや期待値を表したものなど多様です。
そしてその中に【レース波乱度】というものがあります。
以前にもこの指標に注目した記事を書いたんですが、そこからもう半年以上経ってるんですね。
年々、時間の経過が早くなってる気が…
その名の通り、対象のレースが堅く収まるか荒れるかを予測する指標です。
荒れるか堅いか、それが分かるだけでも馬券でもの凄く有利になるわけです。
最終アップデートは去年9月、実戦成績をチェック!
アップデートされたのが去年9月
だったはずで、手元にはそれ以降のデータがあります。
約10カ月間の実戦データ、精度の確認には十分かと思います。
波乱度は【堅い・荒れ・大荒】の3段階、早速波乱度ごとの傾向をチェックしていきます!
下記の表は出走全頭の単複馬券を均等買いした成績、それを波乱度ごとに分けて表記してます。
波乱度別の単複成績
- 仮名
- 競馬AI・クジャク
- 分析期間
- 2023年9月1日 ~ 2024年6月2日
- 分析対象レース
- 予測の掲載がないレースは排除
- 備考
- 回収率は出走全頭の単複馬券を均等買いした数値
- 単勝なら人気馬が勝てば低くなり、穴馬が勝てば高くなる
波乱度 | 件数 | 単回収率 | 複回収率 |
大荒 | 11,510 | 80.8% | 77.8% |
荒れ | 11,415 | 64.0% | 69.0% |
堅い | 11,667 | 63.2% | 66.4% |
上記の通り、波乱度ごとに回収率が大きく異なってます。
大荒のレースでは穴馬・堅いレースでは人気馬がよく勝っていて、波乱度の評価が正しいことを示してます。
1番人気馬と波乱度
続いて、1番人気馬と波乱度の関係を見ます。
1番人気馬の成績は波乱度ごとにどう変わるのか?
波乱度別・単勝1番人気馬の成績
- 分析期間等
- 同上
波乱度 | 件数 | 勝率 | 単回収率 | 複勝率 | 複回収率 |
大荒 | 736 | 26.0% | 73.1% | 55.4% | 82.0% |
荒れ | 797 | 33.0% | 78.7% | 63.9% | 83.6% |
堅い | 993 | 39.0% | 81.6% | 75.0% | 89.6% |
こちらもハッキリと違いが出ていて、大荒のレースでは1番人気馬の好走率・回収率ともに下がります。
特に好走率が大幅に違いますね。
どうして荒れるのか?
じゃあ波乱度が堅いレースは人気馬狙い、大荒のレースは穴狙いでいきましょう!
と、ストレートな活用法でも恐らく効果を発揮するはずです。
しかし、もう少し深く活用法を模索したい。
ここで1つ「荒れるとは何か?」について考えます。
それはすなわち「馬券購入者の多数決と、各馬の力関係にズレがあった」と解釈出来ます。
だから低評価された馬=穴馬が勝ち、人気馬が負けたわけです。
つまり波乱度・大荒のレースとは、
上位人気馬が飛びやすいレース ではなくて 飛ぶ可能性が高い馬が人気に推されてしまうレース
と、逆に考えてみようという話です。
大荒のレースは”予測・予想がしにくいレース”?
ということは、波乱度・大荒のレースとは「予測・予想するのが難しいレース」と言えます。
競馬AI・クジャクさんのレース波乱度をそのように解釈すると、活用の可能性が広がります。
例えばクジャクさんと全く関係ない、ある指数を使って馬連の買い目を組み立てます。
その中にはさまざまなオッズ帯の買い目が含まれてます。
そこにクジャクさんの波乱度を持ってきて、
・堅いレースでは低配当帯狙い、高配当帯は切る
・大荒のレースでは高配当帯狙い、低配当帯は切る
というように使う。
実はこの分析を実際やってみたんですが、かなり如実な成績差が出てました。
堅いレースでは高配当帯の回収率が下がり、低配当帯の回収率が上がってました。
もちろんその逆も波乱度通りの成績になっていて、ちょっと驚くくらいハッキリとした傾向が出てました。
馬券戦略に組み込むべき、超優秀なパーツかも
競馬AI・クジャクさんのレース波乱度。
マジで馬券戦略に組み込んだ方がいいかもです。
他の競馬AI・指数と組み合わせた分析結果もそのうち書こうと思ってます。
ただ、別々の予測モデルを組み合わせるのってもの凄く難しい事なので、情報は慎重且つ小出しにしていきたい所です。
とりあえずは「波乱度というパーツ、超優秀である可能性高し」とだけ…