競馬AI・アライグマの実名について
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難攻不落?のワイドに挑む
ワイドで優秀な買い目を見つけるのは簡単ではなく、競馬AI・アライグマの活用においても同様です。
期待値の高い馬同士の組合せでも、馬連・馬単・3連系のほうが高回収率な買い目を見つけやすい…
他の競馬AI・指数でも、このパターンをよく見ます。
発走30分前オッズを使った期待値
では実際に、アライグマの予測勝率と発走30分前の単勝オッズを掛けた期待値を使って、ワイドの成績を見てみます!
※予測勝率30%×単勝オッズ5倍なら、期待値は150%
なんで発走30分前オッズを掛けるのか?
について、馬連の買い目を分析した記事をご参考下さい。
この期待値を使ってどういう分析をするのかというと
「2頭の期待値を合計した値」ごとの過去成績を見て行きます!
例えば、
A馬 期待値100%
B馬 期待値90%
これなら合計190%です。
期待値が高い馬同士の組合せに注目!
期待値が高い馬同士の組合せは、基本的に回収率が高くなりやすいです。
おいしい馬同士だから、ワイドもまたおいしい…のか?
見て行きましょう!
2頭の合計期待値で見るワイドの成績
- 仮名
- 競馬AI・アライグマ
- 分析期間
- 2022年8月21日 ~ 2023年7月23日
- 分析対象レース
- 上記期間内の2,694レース
- 予測の掲載がないレースは排除
合計期待値 | 件数 | 的中率 | 回収率 |
200%~ | 12,755 | 8.8% | 81.7% |
180%~ | 17,715 | 8.3% | 77.3% |
160%~ | 30,639 | 6.9% | 75.5% |
140%~ | 41,383 | 4.3% | 75.4% |
120%~ | 44,736 | 2.3% | 71.4% |
100%~ | 41,308 | 1.0% | 61.5% |
100%未満 | 65,864 | 0.2% | 27.0% |
おや…
確かに期待値の合計値と成績が相関してるものの、合計200%超えでも回収率が高くなりません。
ちなみに馬連は200%以上の時点で回収率は約90%でした。
しかし、ワイドは81.7%…
果たして光は見えてくるのか?
ならば、更なる期待値盛りを!
200%では足りない、ならばそれ以上の値ならどうでしょうか?
200%~230%のゾーンを、5%刻みで見てみます!
2頭の合計期待値で見るワイドの成績(200%)
- 分析期間・対象レース等
- 同上
- 備考
- 分析対象を期待値200%以上の組合せに限定
合計期待値 | 件数 | 的中率 | 回収率 |
230%~ | 2,779 | 8.1% | 94.0% |
225%~ | 818 | 8.7% | 81.3% |
220%~ | 1,079 | 10.5% | 93.8% |
215%~ | 1,424 | 8.8% | 77.0% |
210%~ | 1,772 | 8.5% | 73.2% |
205%~ | 2,206 | 9.4% | 80.9% |
200%~ | 2,677 | 8.7% | 72.8% |
合計220%以上から一気に良化!
「合計期待値がもっと高かったら?」という単純な視点ですが母数も多いですし、いけそうです。
220%以上のゾーンをひとまとめにした成績が↓
期待値の合計 | 件数 | 的中率 | 回収率 |
220%~ | 4,676 | 8.7% | 91.7% |
うむ…
あと一声欲しいところ!
「オッズが高すぎる穴馬」に注意!
馬連では「予測勝率が5%未満の馬」を、分析からまとめて排除することで回収率が上がりました。
なんでそうするかというと、そういった穴馬の単勝オッズはとても不安定で、極端に高くなりがちです。
仮に1%でもオッズが100倍あれば、期待値は100%…
高期待値馬に入りますが、その期待値が実際の成績に反映されることは稀です。
しかも、その馬が好走したレースで相手の馬が凡走すると、買い目は外れます。
そこで回収出来なかったダメージは大きく、次のチャンスもいつ来るか分かりません。
簡単に言うと、こういう組合せの馬券が全体の回収率を押し下げるワケです。
2頭の予測勝率、その合計が低すぎる組合せを排除!
馬連の分析とは少し視点を変えて、「2頭の合計予測勝率」に注目します!
例えば2頭の予測勝率を合わせても5%にしかならない組合せなら、↑のような危ない買い目に入ります。
合計予測勝率が低すぎる組合せの排除、効果があるでしょうか?
2頭の合計予測勝率で見るワイドの成績
- 分析期間・対象レース等
- 同上
- 備考
- 合計期待値220%以上の組合せのみを対象とします。
合計予測勝率 | 件数 | 的中率 | 回収率 |
15%~ | 3,395 | 11.0% | 96.9% |
10%~ | 829 | 3.5% | 95.9% |
5%~ | 358 | 1.1% | 57.3% |
5%未満 | 94 | 0.0% | 0.0% |
くっきりとした結果が出ました。
期待値が高い組合せとはいえ、合計予測勝率が低すぎる買い目は危ない
という事です!
合計予測勝率10%以上のゾーンをひとまとめにした成績が↓
合計予測勝率 | 件数 | 的中率 | 回収率 |
10%~ | 4,224 | 9.6% | 96.7% |
表の的中率は買い目的中率です。
レース的中率は24.8%となります。
(※a-patなどにはレース的中率が表記されています。)
母数たっぷり、更なる絞り込みで高回収率を!
それでは今回のまとめです。
- 発走30分前オッズを掛けた期待値を使って分析
- 合計期待値は220%以上のゾーンが狙い目
- 合計予測勝率が低すぎる組合せを排除、回収率アップ!
合計期待値220%以上・合計予測勝率10%以上…
この単純な組合せで、ワイドの回収率は96%を超えます!
そして見ての通り、母数がたっぷり残された状態。
ここからさらなる買い目のダイエットを行って、回収率100%以上の維持を実現してみて下さい。